あたしは近くの、車通りの激しいところまできた。

「おいっ!!!!待てって!!雪！どうしたんだよ!?」

後ろから、弘ちゃんが追いかけてくる。
あたしはかまわずにそのまま走り続けた。

キキィｰｰｰｰｰｰｰｰ

ｰｰｰｰ!?

後ろをむくと車が弘ちゃんに襲い掛かりそうになっていた。
あたしは無我夢中になって、弘ちゃんを助けるために走りだす。


ドンッ!!!!
「ｰｰｰｰ!?!?」

やっとのことで追い付いて、弘ちゃんを突き飛ばす。その瞬間ｰｰｰｰ身体に激痛がはしる。
身体が宙に浮くｰｰｰｰ
地面にたたき付けられる。
「おい!!!!雪ぃ！雪？雪？？雪!!!!」

だんだんと、意識が薄れていくｰｰｰｰｰｰｰｰ


「おい！雪ぃぃぃｰｰｰｰｰｰｰｰ!!!!」







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