学校が始まりすぐにこんないい仲間がたくさんできて、南という大好きな旦那様と事情はどうあれ、可愛い赤ちゃんができて…。
私は今すごい幸せ。


私の愛する旦那様は…

ガラッ

素敵な世界一カッコイイ先生。


「さぁ、出席をとる。」

いつもより、少しだけ低めの声で一人、一人のクラスメ―トの名前を呼ぶ南。


先生と生徒の関係の恋っていうのは、小説やドラマの中だけかと憧れていたからなんかドキドキする。

今、目の前に愛する人がいる。でも、なんかこの間とは違う感じがする……。

まるで……遠い所にいるみたい。こんなに近くにいるのに……………………………南に手が届かない。

これが、教師と生徒の恋ってものなのかな。
甘いけど―…それ以上に苦い。

「ちさ……白崎千里!」

「は、はい♪」

ニコッ

たったの一瞬だけだけど目が合った瞬間、南は私に微笑んでくれた。

私はそんなことでもかなり嬉しい…。
だって…こんな優しそうな南は珍しいし。