「…わりぃ。やり過ぎた…。

泣かせるって…わかっていたんだが…。

これじゃあ、ご褒美じゃないよな。」

そう言いながら、軽くキスをして脱がしかけたワンピースを丁寧に着せてくれた。

「ひック…グス……」

「悪かったって…。
だから…泣き止めよ?」

そう言いながら指で優しく丁寧に私の涙を拭ってくれた。


その時、少し顔をしかめる姿をみて

泣きながらもまた胸がドキドキした。

さっきまで怖くて泣いていたくせに…。

ギュウ…

「南……だい、すき///」

「そんな可愛いこと言うなよ…歯止めがきかなくなるだろう?」

「エヘヘッ(笑)」

珍しく照れている南。
すんごく可愛い…//

「お前…俺以外の男にそんな顔、見せんじゃねぇぞ……?」

「……?」

「その可愛い顔は

俺だけに見せればもう十分だ。

学校始まったら


俺が千里の担任に
なりたいな……(笑)」

私も南が担任がいいな。


そしたらずっと一緒だもん。

今までの時間を埋めるみたいに……(笑)



でも、私はまだ南が私の担任になったらどうなるか…知りもしなかった。