南は私に覆いかぶさっている体制。

そんなわけで目の前には、整った綺麗な南の顔がある。

南の目は妙色っぽかった。

「千里……。」

「ん……ァ……ンあ…!」

名前を呼ばれてすぐに深い、深いキスが頭の上から降ってきた。

どれくらい、キスしていたんだろう…。

私は息が上手く出来なくて限界にもきて南の胸を叩いた。

するとやっと、口が離れた。
そして二人の口に繋がった銀色の糸が切れた。

すると、まだ息が上がっている私なんて無視で南はまた、キスをしてきた。

今度はだんだん下へとキスをしていく……。

左手で手をつき右手は私の……胸に。


「ひゃっ……んんッ…やめ……み、みな………みぃ…!」

「やめない。

千里が可愛いから。


俺、すぐに千里を食べちゃいたい。」

「だー…ァ…めェ…やァ……んァ…あァ…!」

「……だめ?

千里の口は本当に素直じゃないね。

でも、体は物凄く素直なんだけど…。」


やだぁ……!
この感覚………。
なんか、まるで…私が私じゃなくなるみたい…!
頭が真っ白になっちゃって考えられない。


恥ずかしいし…。

南のことは大好き。

いつかは…するんだって昨日から考えてた。

だけど……

やっぱり怖い…。怖いよ……。