私は先生のお嫁さん

…どうしよう。
だいたいのは、どうにか服で隠せそうだけど…

首と鎖骨はさすがに……。

…しょうがない!
虫に刺されたことにしよう。

と、ゆうことでお気に入りのワンピ着よう♪

「千里、おは……ッ!?」

パパは開いた口が塞がらないとでも言うかのように口を開けたまま……固まってしまった。


「…?おはよう、パパ」

「俺の可愛い娘が…ついに…

ついに大人の階段を…あぁー…わかっていても…辛いもんだな。」

「あらぁ~いつ付けてもらったの?

朝は…無かったよね?」

チラッと南くんに目を向けて見るけど何事も無かったかのように優雅にコーヒーを飲んでいる南君…。


もう!
これは全部、南君のせいなんだから……!

「はい、どうぞ。」

着替え終えた時に書いた婚姻届を南くんに手渡した。