私は先生のお嫁さん

「はい。」

南くん…その満面の笑顔、さっきのクールな顔と全然違うんだけど―!?

「ちょっ…!
こ、これは…その!」

完全に誤解されちゃう!

「別にママは
おばあちゃんになるのは別にいいけどね。

デキちゃったらママは面倒見るけど。

高校は千里、行っとけば?

せっかくさ、受かったんだし。」

やっぱり誤解してる―…。

何言ってんののよ!
春から高校生の娘にそれ言う?


「誤解だってばぁ―!」

「はいはい(笑)
じゃあ、早く朝ご飯食べに来て♪」

いや……
ママ?あなた、分かってないでしょ?

もういいや…。
なんか朝から疲れちゃった。

「わかった。

ねぇ、南くん。南くんの両親がプレゼントしてくれたお家、見に行ってみようか(笑)」

「そうだな。

あ、そうだ千里。婚姻届、書いたよな?」

あ………書いてない。

「ゴメン……、今からすぐに書くね。」

「…忘れてたんだろ?」

「そ…それは………」

どうしよう。い、言い返せない……。


「そういう子には、お仕置きしないとな?」


え……!?
お仕置きし………?

南くんはさっきのあの意地悪な笑みを浮かべている……。

な…なにするつもり…?