私は先生のお嫁さん

どれくらい、時間が流れたのだろうか。

南君がやっと口を離してくれて気がついたら………

私は涙を流していた…。


「ゴメン……。
泣かせるつもりはなかったんだけど、

つい、千里が可愛くてキスしたら…止まらなくなっちまった…。」

南くんは本当にすまなそうに顔を歪ませて悲しそうな表情をしていた。



私はキスをしていた時………、


味わったことないくらいの快感で一杯になり……


堪らない位、幸せで…すごく嬉しくかった。


だけど……、
どうしても、私の心に残る不安があった。



それは……自分も南くんの遊んでいた、たくさんの女の子達の中の一人なんじゃないかと……。

南くんは…本当に自分を愛してくれてるのか…

そんなことが頭から離れなかった。


そしてその不安がキスをしている間、消える事はなかった。


だから……

思い切って聞いてみた。

「ねぇ……

私はさ…南君の遊んでいた、たくさんの…その………、

女の子の中の一人…なの?」