私は先生のお嫁さん

……ふう。
どうにか、南から逃げられた。あのままだったら絶対に…私キスマークだらけになっちゃいそうだもん。

あ…そうだ。
さっきのキスマーク隠さなきゃ…!
温泉入るのに見つかったら嫌だし。

……あれ?
今って夜中じゃないの?
空、まだ夕方くらいなんだけど……。

近くの時計に目線を向けると…17時45分。
うん。夜中じゃないね。
まだ夕方だね。

南…私に嘘ついたとか!?
あ…いや、待てよ?

もしかしたら、部屋カーテンしてあったし電気も消えていたし…南も間違えていたのかも。

ふふっ(笑)きっとそうに違いない!
さっきのお返しに馬鹿に仕返してあげよう。


温泉は、まだ時間が早いせいかまだ誰もいない。
所謂、貸し切り状態って感じ。

お風呂のお湯はミルク色をした甘い匂いのする。
凄いリラックス出来る。
気持ちいいなぁ。

夜寝る前にもう一度入ってから寝たいな。

ガラッ…

え…!?な、なんで!?

脱衣所からやって来たのは…南!

「ちょっと、なんっで南がこっちにいるのよ!」