私は先生のお嫁さん

しかも……

ちょうど服で隠せるか隠せないか際どい首のところに。

南ったらもしバレたらって思わないのかな?

「…南のばか。バレたらどうしていたつもりなの!?」

『馬鹿だな。俺が何も考えないわけないだろ?

あの状況下ではお前がでかい声を出さない限り見つからないだろうし。


万が一、バレたとしてもその場を上手く乗り切れる地震があったからな。』


……ほほう、そうでございますか。
凄い自信満々に言う南。
じゃあ、私あんなに焦る必要無かったじゃん。


それから……
私だけかな。あの状況でキスマーク付けようと考える南の思考回路はおかしいと思うのは。


『あぁ、お前だけだろうな。

頭で考えたことや思ったことを全て、無意識のうちに口に出しているような奴もな。

普通いないぜ?そんな奴。』

「ま、また私…口に出してたの!?


ど、どこから……。」

『最初っからしっかりバッチリ聞いてやったからな。

どうやら、もっとキスマークを付けて欲しいようだね。千里は。』

「そんなことない……!あ、わ、私、お風呂入ってくる―…!!」





『…っち。逃げたか。』