私は先生のお嫁さん

今この人気の無い廊下には誰一人も近くにはいない。

すなわち、二人っきり。


「ふ…ぁ……ん…。」

千里の口からは甘いと声が漏れてきてその声はまた一層俺の理性を破壊していく。

……やっべ。
これは流石に我慢、出来ないかも。

千里の瞳もとろ―んとしてきてそれがまたそそる。

…………が、ここはあくまでホテルの廊下。
人がいないからからといっても流石にヤバいだろう。

俺はゆっくりと千里から唇を離した。

かなり、名残惜しい。

『…なんか、食べに行くか。』

「うん。…///」


頬を赤く染め俯いている千里。
きっと、恥ずかしくなって下を向いたんだろう。

全く、お前ってどうしてそんなに可愛いんだよ。


俺がこんなに千里を好きって気持ち、コイツに全て伝わっているのかな。

伝わってたら、いいな。



……なんか今の俺、なんか女々しくないか?
うわぁ―…なんか嫌だな、女々しい自分…。


『千里、何食べたい?俺、千里が食べたいものが食べたい。』

「え―、どうしようかなぁ。

じゃあ―…スパゲティーが食べたい!」

『よし、じゃあスパゲティー食べ行こう。』

「やったぁ♪でも…南はそれでいいの?」

『俺?俺はいいよ。』

あとで千里を食べれれば…とは言えないからあえて黙っておく。