私は先生のお嫁さん

「わ、私…口に出してました!?」

「「いや、全然(笑)」」

南とほ、堀川先生は見事にハモりながら答えた。
なんか…この二人以外に似た者同士なんだ…。

「本当に喜怒哀楽が分かりやすいね(笑)
千里チャンは(笑)

愛みたいだな…。」

愛……?
誰かの名前かな?

「愛はね、俺の妻だよ。」

「そ、そうなんですか!」

じゃあ…年上の女の人は…………

「それから…
元俺の担任のセンセイ(笑)」

嘘!!
さっきの女の人って愛さんの事ってことは……
結婚できたんたぁ(笑)

「まぁ、俺らはもう夫婦だけどな、千里。」

「ちょっ…ちょっと…////」

「はぁ!?け、結婚!?
聞いてないぞ!
俺はてっきり付き合ってるのかと……。」

「言わなかったか?
言った気もしてたけど…。
だって千里の苗字一緒じゃん。俺と。」

「だって…親戚かと…。」