私は先生のお嫁さん

そういって連れて来られて着いた場所…
そこは、今はもう誰も使っていない古い資料室―………。


こんなところ…あったんだぁ―……。
知らなかった。

とても古いのに……
何だか綺麗に掃除されているような気がする。


「今度から、休み時間とかはここに来いよ。」

「え…!?」

「俺、基本ここにいるからさ。
ほら、少しは掃除もしたし(笑)」

南が掃除したんだぁ…。
フフッなんか情景が目に浮かぶ(笑)

「うん、わかった…。」

「いい子だ。

やっと…二人っきりになれる場所、見つけた。」

「家でも二人っきりじゃん(笑)」

「学校で。
ここでは教師だからお前を独占できない。」

「親戚だからって言って私のこと、名前で呼んでるくせに(笑)」