MAKIA no.4 (続・MAKIA no.3)

「4、です」

「4か。すぐ近くだな。じゃあ待機していてくれ」

ブチッと電話が切れて、僕は携帯を待ち受け画面に戻した。

「ちょっとまずかった・・・かな?」

まあ、事後に悔やんでも仕方がない。
僕が携帯をジーンズのポケットに入れると、


「おーい!!」


と声がした。
さっきの電話の声だった。


「おまたせ」

電話口の口調がハイだったのでどんな人かと不安だったが、意外とまともな人だった。