私はその声に、言葉が出なかった。



すごく怖い。



こんな日向くん、ホントに初めてだよ…。



「…ごめん。

なんか、俺…お前のこと殺せねぇ」



日向くんはそう呟くように言った後、倉庫から出ていった。



そんな日向くんに、私はただ絶句するだけだった。