【完】殺人者恋愛事件

最期って…



死ぬってこと!?



冗談じゃない!



せっかく出られたのに。



…よく考えれば、雛姫さんがただで出してくれるわけないじゃない。



私の馬鹿……。



「さぁみんな。やりなさい。思う存分にね」



そう雛姫さんが言ったのとほぼ同時に、誰かが私をコンクリートへ押し倒した。



「…きゃあっ!」



私は思いっ切り腰を打ち、じんじんと痛みが広がった。