「二人ともお似合いですね」



私たちのやり取りを笑って見ていた橋本さんがそう言った。



その何気ない一言で、私は真っ赤になる。



「別にコイツとは付き合ってないですから！」



橋本さんにそう言いながら私の背中をバンバンと叩く泰斗。



だから痛いって！




お返しに泰斗の足を思いっ切り踏んでやった。



「いっ！！」



歪む泰斗の顔が面白い。



それを見て、橋本さんはまた笑っていた。