「来週末、機種変したとか言って 言い逃れたら返してやるから」 「・・・え?」 急に先生の口調が優しくなった。 驚いて顔を上げると そこには街灯を背に、 少し微笑んでいるような そんな先生と出逢って ドキッとした。 (あの「悪魔の冴木」って言われる先生も 笑うんだ・・・。) 「それまではコレ持ってろ」 先生は立ち止まると 先生の微笑みから目が逸らせずいた私に 突然何かを差し出してきた。 それは 真っ青な青空みたいな色をした 先生の携帯だった。