「じゃあ、今日は少しキャラつくりをしてもらおうかな」

「キャラつくりですか?」

「キャラつくりっていうのは、掲示板に書き込む女の子を作ってもらう仕事を言うんだよ。これがないと仕事にならない(笑)このサイトは全員サクラだから一日最低でも一人30キャラは作ってほしいんだ」

「30キャラですか?」

「男の人は女の人がいるからこのサイトを利用する。好みの相手はそれぞれ違うから、様々なキャラクターをここで生み出す!RPGってやったことある?」

「RPGってロールプレイングゲームの事ですよね?」

「そう、そのキャラつくりみたいな感覚で女の子を作ってくれたらいいから…」


柴崎さんがそう言いながら、カチカチとマウスを操作して違う画面に変えていく

それを頭の中で覚えながら話を聞く


「まずやってみたほうがわかるから座って」

パソコンの前に座ると後ろから覆いかぶさる感じの体制にちょっとドキドキ(◎-◎;)!!

「ここの空白を埋めていくんだけどできる?」

あっダメ集中!集中!

見ると、名前、歳、職業、スタイル、趣味、件名、本文という項目の横に空欄の箱がある

柴崎さんが背後からマウスを操作して名前のところに、「真理」と打ち込む

ものすごく近いんですけど…首筋に息かかってるんですけど(◎-◎;)!!

「こうやって項目を全部埋めてほしいんだけどできる?」

あっダメ集中!集中!集中しろ!私の脳みそ!

「やっやてみます」

「じゃあ、できたら教えてくれるかな。はじめは自分に似たキャラをつくるとやりやすいよ」

柴崎さんはそう言い残すと後ろのパソコンが3台ほど並んでいる偉い人のような席に座るとパソコンをカタカタ操作しだした

ふううううううう
長い息を吐いて気持ちをリセット!

「よし!頑張ろう!」

(空白の中にクリックして書き込んでいけばいいんだよね…)