「それにしても先生…」 「ん?」 「いきなりあんなキスは… 反則だと思うよ?」 「はは、そうだな。悪い」 先生は微笑んで、あたしの頭を優しく撫でる。 6年前だったら絶対に有り得なかった。 あたし達は『生徒と先生』だったから。 でも 今ようやくあたしは先生に届けそうだよー。