「先生…」 「ごめんな、復縁のこと。健のこととか色々考えてるうちに、もしかしたらそれが1番いいのかもしれないって」 「…」 「でも、俺はもう迷わない」 先生は真面目な顔であたしのほうを見つめた。 「好きだよー」 雪があたしの頬に落ちる。 体温で解けてく雪。 その雪と一緒に、あたしの頬に涙が伝ってくる。 「先生…っ」