「健くん… ///」 あたしは赤面しつつ電話を切る。 そして先生が座ってるベンチの横に腰を下ろした。 「ごめん。健がくだらない嘘…」 「ううん。酔っ払ってああいうことになったのは、あたしが悪いから」 「…」 「それに健くんはあたし達を想って…」 「…ああ」 激しくなってきた雪。 2人黙ったままベンチに座り景色を見つめる。 「綺麗だね、ここ」 その沈黙を破ったのはあたしの言葉。