「優香、起きろ!!」 「…!!?」 あたしはその声にパッチリ目を開けた。 だってこの声、やっぱり…。 「えっ…、せ、先生っ!?」 目を開けると、いきなり水野先生のドアップ。 あたしは何が何だか分からない。 「死ぬぞ、お前! 何でこんな所で寝てるんだよ」 先生はあたしの頭を叩いて、マフラーをかけてくれた。 そうか、あたしベンチで寝て…。 っていうか、それより!!! 「…な、何で? どしてここに!?」