「純愛って…、梓」

「だってそうでしょ? この際、プラトニック貫けば?」

久々に梓と街で買い物。

最近ではもうあたし達の『進展のなさ』に呆れている様子の梓。

「純情なバツ2ってのも可笑しいけどね」

「はは、確かに。でもそれだけ大事にされてるから」

「うわ、ご馳走様!」


とはいえ、さすがにそろそろ進展させたい。

でも ここ1ヶ月はあんまり会えてもいないし。

3年生の担任をしてる先生は、忙しい時期に入ってしまったから。






「あれ? 噂をすれば…」