「えー」 「見て良い事ないぞ、そっちは」 「ああ…」 きっと家族のアルバム。 見ないほうがいいよね。 「これならいいよ」 先生はそう言って古いアルバムをあたしに手渡した。 「俺が子どもの頃のやつ」 「えー? これ、先生!?」 開いたアルバムには年代モノの写真がずらり。 それは先生の幼い頃の姿。 「超可愛い!!! あんまり変わってないね」 「それはないだろ、さすがに」 でも面影が残ってる。 本当に可愛すぎだよ、先生。