お母さんは無事助かった。 しかし…。 お母さんは病気だった。 肺ガンだった。 先生に治療しるため入院生活になると言われた。 そして…。 お母さんが天国へ行くかもしれないことも覚悟しておいてほしいと言われた。 あたしは呆然とお母さんの隣に座っていた。 「夏姫…」 「お母さん…!」 お母さんは目覚め、あたしの手を握っていた。 「…ごめんね。夏姫ばかり迷惑を掛けて…。辛いよね…苦しいよね…っ!」 お母さんは涙を流した。 あたしも自然と涙が零れ落ちた。 そしてお母さんの手を強く握り返した。