集まった集団の中で光っているのではなく、一つで光を放っている。


それはとても綺麗な色をしていた。


私は一瞬にして見惚れた。

私もあの色で輝きたい。

私は一つの星に憧れた。


差別でも区別でもない。


でも、『ひいき』になってしまうほど。




夜空に光る一等星に

私は見惚れた。




私はその星になりたいのか。


ううん、そうじゃない。



私も同じように輝きを保ちたい。



同じグループの中、みんなと交ざっているのでは仕方がない。



憧れだとか

羨ましいだとか

そんなのはもうよくて。



自分の意志を強く持てばいいんだ。