それからというものの、君からのメールは一切来なかった。


友情は、段々取り戻してきていた。


しかし、それと同時に私が康くんへの想いが大きくなっていった。




HRの時間、私は康くんのことをじっと見つめていた。

時々、目が合って“ドキン”とする。


私はパッと目を逸らして、黒板の方を見る。


先生が長々とお説教のようにぶつぶつ唱えながら、何かを言っていた。



「で、最後にお願いがあるのですが~」


ようやく終わるのか。

私は小さなため息をついた。


「図書室の部屋のイスがバラバラになっているので、休み時間片付けをお願いしたいのですが...」



先生が頼りなさそうにいった。


私は、休み時間はヒマしていた。

じゃあ、私やってもいいかな。

そう思いながらいると、クラスで色んな発言が出る。



「え~。そんなの先生がやればいいいじゃん」


「なんで俺等がやらねぇといけねぇんだよ?」



クラスが急にざわめき始めた。


「え~...やってくれる方だけで、結構なので...」



これぞいわゆる...


“クラス妨害”