君に会ったのは、離れ離れになってから半年後のことだった。
君は体育祭を見に来てくれたね。
すっかり背も高くなって、
声も低くなって、
私の知らない君を見てるみたいだった。
私はそのとき白で、
君は絶対白は負けるって言った。
それでも私は、
「白を応援してね!」
って無理矢理言った。
でも、懐かしい君の笑顔が見えた。
冗談でも嘘でもいい。
また、私のためだって言ってほしかった。
そのとき、初めて君のメルアドを聞いた。
夜だって朝だってメールした。
電話は恥ずかしいから、一度もしなかったけど。
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