私は黒板を見るのに飽きて、窓のほうを見た。
そして、しばらくしてまた...。
ドキン…………!!
私の胸が激しく揺れた。
また、その彼と目が合った。
急に恥ずかしくなって、私はパッと目を逸らした。
でも、まだ分かる。
…視線が、感じる。
私はノートを見ながら、顔を赤くしていた。
「どうかした?」
隣の子に話しかけられたけど、私は慌てて
「えっ?!」
と動揺したような声を私は出した。
「あ、えっと。なんでも、ないよ」
慌てて私は、目を逸らす。
また、カチカチとシャープペンシルを回す。
動揺しすぎて、いつもより上手くまわせない。
ていってもいつも下手なんだけど...。
私はそう思いながら、また彼のほうを見た。
優しい笑みで、整った顔で…。
そのルックスは罪でしょ!!
内心そう思いながらも、私は……。
チラッ…
私は、チラッと彼を見た。
ドキン…………。

