まさか、あの一言で人生が変わるなんて思ってもみなかった。



君と会った昨日のことは全部忘れて、私は新しい学校生活を送っていた。


ざわざわとするいつもと変わらない日常の教室。

でも、どこか私にはぽっかり空いた穴がある。



君のこと...信じてたよ?

君のこと......まだ好きだよ?


まだ、まだ愛していたよ?



何度も手を取り合った2人に“約束”なんてものはなかった。


そんなものしなくても、私は君に一途だったから。


君に会えない日も、

声の聞けない日も、

顔も合わせない日も。



それでも、やってこれたんだよ。


私・・・。




君がいなくちゃ、何も出来ない。



暗い気持ちのまま、今日の授業が始まっていった。