私たちは、店を出た。 君はマイペースに食べ続けていた。 私は、君らしいなと思いながら君を眺めた。 夏輝も「まぁいっか」といい、店を後にした。 窓越しに君の顔が見える。 夏輝と私は、窓に近づいて君を呼んだ。 理子が行ってしまいそうだったから。 君もそれはまずいと思ったのか、いきなりハンバーガーを口に詰め込んだ。 慌ただしく君は店から出てきた。 それだけ・・・・だったのかな? 私たちは久々に会ったのに、君は私に何も言わなかった。