「ドアのとこ…っ、黒瀬くんじゃない…?!」 「本当だ!…今日もカッコいいね」 椎に聞こえないように潜めた声 クラスにいる女子の視線はすべて椎にむけられたもの どんだけすごいんですか、お前さん… そして私の存在に気づくことはできないんですか、あなたは… 「いいよ、明日もってくる」 何の話かは分からないけど楽しそうに話す椎 私のクラスの男子と仲良さ気に話している