分厚い本やら書類やらを持った椎に私は思い切り抱きつく




何故そんなものを持っているのか分からないけど







でもこんなショックなときに椎に出会えるなんて!!




私ってツイてる!









「いちいち抱きつくな…っ」








そういって無理やり私を引き離す



ものすごく嫌そうな顔をしながら…







「……お前、帰り?」






「うん!椎は?」







はきかけていたローファーは廊下にぽつんぽつんと落下している