長い沈黙の後、彼は少し微笑んで私に傘を差し出した キューン…っ!! 何ですか!この人!見ず知らずの私に傘を差し出してくれるなんて! 「いや…でも」 「いいから、な?」 そういって彼は歩いてきた道を帰る さっきまでなかった鼓動の高鳴り 彼がくれた傘の柄はすこしあたたかくて 「こ、これは…っ!恋の予感?!」 この笑顔に この優しさに 運命を感じた