君と一緒に幸せを探して。

俺はあの日からろくに学校に行ってない。


それだけお前と別れたことがショックだった。


心配して先生やクラスメイトの友達も家に来る。


でも俺がなんで休んでいるのかはクラスメイトの友達でさえも知らない。


俺が付き合っていたなんて誰にも言ってないから。


そして、学校を休みだしてから2ヶ月が経った頃。


───トントン


「入るわよ。」


お母さんが俺の部屋に入ってきた。


「これ。雛って子からよ。」


「ひ、雛....。」


俺に手紙を渡し、部屋を去った。


今更雛は何なんだろう?


俺はあの時のことを想い出して心が痛いまま中身を見た。