君と一緒に幸せを探して。

一番あってはならないことが、起こってしまった。


現実を見ないでいいなら見たくは無い。


でも、現にそれはありえない。


「ご、ごめん...。」


「あ..謝るなよ!」


俺は怒鳴った。そして元来た道を思いっきり走った。


お前の顔が見えなくなるまで.....。


お前の声が聴こえなくなるまで.....。


走って、走って、走った。


でも何処まで行こうが、お前の顔も、声も消えることは無かった。


俺の頭の中にはもうお前で埋め尽くされていたから。


「な、なんでだよー。」


この日をもって俺達の恋は終了した....。


でも真実を知るのはまだまだ後だった。