君と一緒に幸せを探して。

そこで目にしたのは・・・・・


“お前”だった。


校門へもたれ掛かったお前を見つけた。


なんか悲しい顔で今にも泣きそうな瞳だった。


「...琉..斗。」


お前は俺に気づいたみたい。


「雛。覚えてくれてたん・・・・だっ。」


ガッ


俺が言い終わる前に、お前は飛びついて来た。


「な、なに。ど、どうしたの・・・。」


俺は戸惑うことしかできなかった。


だって急だったから。


「ごめんね...。なんか寂しくなったの。ずっと琉斗に逢えなかったから。」


「ぇ......。」