君と一緒に幸せを探して。

今日も一日が始まった。


あの絆創膏はとれずに、学校へ来ていた。


だってまだ温かいから。


「何?その絆創膏。」


「あ、昨日事故したんだ。」


「えぇ───。」


俺は自分でも分かっていた。


質問の意味が違うってことぐらい。


みんなが言いたいのは「何。その絵柄。」だ。


他人が事故したんだから関係ないと想っている。


しかも二年、三年の先輩からもじろじろ見られる。


ここは動物が一匹しかいない動物園ですか。


でも俺は先輩から変な目で見られようが、関係ない。


だって俺は昨日のことが忘れられないから。


お前と逢った事が─────