君と一緒に幸せを探して。

───プルプルプル


俺は電話の音で起きた。


今度は寝ることはなく、欠伸をしながら布団を畳んだ。


「眠みぃ~。」


そう呟きながらリビングへ行った。


リビングに行くと、お父さんがいた。


土曜日だというのに忙しそうにしている。仕事があるのだ。


お父さんはA社の社長。だから、毎日が忙しい日々。


休めるのは日曜日だけ。


「いってきます。」


「「いってらっしゃい。」」


俺達はお父さんを見送る。


見送った後お母さんは何かを思い出したかのようにキッチンへと行った。


お母さんは専業主婦だ。


なので毎日家にいる。