「飛影・・・・・くん・・・・・・」


それが彼女の精一杯のようだ。


「まぁ、今んとこはそれで許すけど」


再び頭を撫でると光梨は照れたように笑った。

何度もキスをして、何度も笑いあって。



「いつか呼べよ?」



光は影のおかげで光輝く。


「いつか、ね?」



また、彼女が笑う。

天使の笑顔。


もどかしくて。



もう一度、口づけをした。