「飛影、さん。お願いがあるの」


俯きながらそういうと、





「光梨、って呼んでほしいです・・・・・・」





光梨さんはそういうと俺の背中に手を回した。


「・・・・・・んじゃ俺のことも飛影って呼べよ?」

「え・・・・・・」


不安そうな顔で見上げた。


「光梨・・・・・・」


耳元でそう囁くと、俺は彼女にキスをした。



ただ告るだけにしておこうと思ったのに。

必死にしがみつく光梨。



「っん・・・・・・」



唇を離すと光梨はさらに赤くなっていた。