「飛影は綾原光梨、知ってるよな?」


ん、と頷く。
誰でも知ってるだろう。
あの太陽みたいな彼女のことは。

そう思って綾原光梨を横目でみた。


「その綾瀬が今日昇降口まで男の後ろに乗ってバイクで来たらしいんだ」


その瞬間海翔の目がギロ、と光った。
そのすさまじさに驚いてしまった。


「そして降りた瞬間、綾原が」


ゴクリと海翔がのどを鳴らす。


「その運転をしてた男の・・・・」


海翔、顔ヤバいから・・・・・。
真剣にブサイクなツラしてやがる・・・・・・。(笑)


「頬に・・・」


海翔の顔がさらに歪む。