「はは、めっちゃうれしいしー」


そう照れたように笑って、

私の曲がっていたリボンと、崩れていた髪を直してくれた。


「んじゃぁ、行ってくるからっ・・・・・」


恥ずかしくて、もうどうにかなりそう。

キスってないよね・・・・。






「いってらっしゃーい、光梨!」






そう明るくあんな美顔で言われたら敵うハズないじゃん。






(ムダにキラキラすんなッ!)






意味もない嫉妬を向けてから、校舎へと足を進めた。