「先輩と初めて下校した時から、先輩を好きになりました。付き合って下さい」 松山君のその言葉に私は顔が赤くなって、目からは涙が溢れた。 やっと聞けた言葉。 「好き」 たった二文字だけど、言われると心がドキドキして温かくなる。 特別な人ならなおさら。 松山君と目が合った。 今度は私の番。 「私も…私も好きだよ」