「男にフラれたからって、メソメソすんじゃないの!もっとかっこいい男なんて世の中にはたっくさんいるんだから!」
……へっ?
「有紀、私…誰にもフラれてないよ」
「えっ?違うの?松山…君だっけ?あの子にフラれちゃったんじゃないの?」
「違うよ!!」
フラれるどころか告白もしてないし。
「私、松山君…けっこう気になってて、好きなのかなとも思うけど…でも、フラれるの怖いし…それに、まだ過去の恋、引きずってるし……」
今なら有紀にホントのこと話せる気がした。
「私、自分に自信全くないんだよね…顔も勉強も運動も他の子に比べて優れてるわけじゃないし、もしかしたら他の子より劣ってるかもしれないしさ…」
話してるとだんだん自分のことが可哀想に思えてきた。
「なーに、言ってんのよ!舞は舞だからいいんじゃない!他の子と比べる必要ナシ。それに、もし…私の可愛い舞を平気にフルような奴がいたら、私がそいつをぶっ飛ばしてやるから安心してよね!」
……
ぶっ飛ばすって…
有紀…怖いよぉ。
でも
「ありがとね」



