一年後、俺もようやく中学生になった。 だが、なかなか奈保と話す機会がなく、登下校も別々なままだった。 せめて、部活だけでも同じにしようと陸上部に入ったものの、いつも周りにいる女子に邪魔されて、奈保に近づくことができなかった。 ―――― そんな関係がしばらく続いていたとき、 ある事件がおこった。