「む……無理」 「なんで?」 な、なんでって…そんなの “恥ずかしいからに決まってんじゃん” なんて言えない…。 言ったらきっと馬鹿にされる。 「とにかく無理!」 私はしゅうの手を振り払って窓際に逃げた。 なのに… ギュッ 私のお腹に手がまわり抱き締められてしまった。