さらに開いていくと



『あのときはごめんなさい。高倉君とお幸せに』


と書かれていて


隅のほうに小さく書かれた名前。


『松本まや』




そっと斜め後ろの席を見るとまやちんと目が合った。


その瞬間、パッと視線をそらす私とまやちん。