「お前らこそ、また盗み聞きしてたのかよ。ほんと趣味悪い」 「ちょっと!!…これは盗み聞きじゃない。…しかも『また』ってなによ!私たち一度も盗み聞きしたことなんてないんだけど!」 「この前の中庭のとき、 隠れて見てたじゃねぇか!あれも充分悪趣味なんだよ」 「なにそれ!人がせっかく…」 奈保と俺との言い争いだったはずがいつの間にか園原との言い争いに変わっていた。