「…お前…付き合ってる奴いながら奈保のこと好きだったのかよ!」 「あっ、いや…付き合いだしたのはごく最近で、その時はもう奈保のことは諦めてましたから」 「3日前…3日前まで好きだって言ってただろ?そんな急に諦めつくか?」 「ああ…あの時は先輩がどんだけ待っても奈保に告白しないから、ヤキモチでも妬いて告白してくれたらいいなと思って嘘をついたんです」 う、嘘!? 後輩に嘘つかれて…しかもそれに気づかない俺って…。 「でも結局、先輩…告白…奈保に先越されちゃいましたね」